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しあわせ脳練習帖・・・自分の脳を飼いならす・・・ [読書感想文]

しあわせ脳練習帖

しあわせ脳練習帖

  • 作者: 寺田 薫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/06/23
  • メディア: 単行本

ちょっと面白い本を読みました。
脳を自分でコントロールする方法だそうです。
恋愛を成就するHOW TO的な話が多い本なのですが、わたしは別に不倫したいとかじゃないんで(笑)どうかそのへんは誤解のないようにお願いします・・・^^;
養老先生の「唯脳論」はちょっと疲れたけど、コレはおしゃべり感覚で気楽に読めて面白かった~~^^

監修の黒川伊保子さんは「世界一受けたい授業」なんかにも出てたらしいです。
人工知能(AI)の研究にたずさわった経験のある方で、脳の習性についてのわかりやすく新鮮な面白い話で満載でした^^

最初に、脳的なしあわせのしくみがメンメンと説明されます。
脳梁、メラトニン、セロトニン、海馬、アドレナリン、エンドルフィン、などなどちょっと専門的なコトバは出てくるけど、おしゃべり口調のわかりやすい文章なので気になりません。

「一時的に高揚しても、すぐにその後ものすごく虚しくなったり寂しくなったり不安になったりするのは、あなたが今感じてるのが、アドレナリン&エンドルフィンの魔法でもたらされたただの一時的な麻薬みたいなしあわせだからです。」

こ、怖い・・・・・

怖いけど、そういうことってあるなぁぁ・・・・・・

ネタバレになってしまいますが、この本では『しあわせになるために一番重要なのはとにかく「直感力」だ!!』と強く強く力説しています。

いろんな理由で最近の女性は直感がおとろえてるそうなのですが、女性は直感=(自分が本当に好きなことや嫌いなことを、外部から言語化した情報を受け取る以外の方法で気づく能力)が鈍ると絶対に幸せになれないんだって。。。

うーん、なんかすごくわかる気がする。
わたしすごくそのへんが衰えてる気がするんだよぉ、最近・・・・orz

面白いなーと思ったのは、女性は「時間をたくさんかける」ということにしあわせを感じるしくみになっている(あくまで一般的に。例外な人もいます。)そうで、
例えば「3分で問題を解決してくれるが話を聞かない男」と「問題は解決しないが3時間愚痴を聞いてくれる男」とでは、断然後者に好感をもつようにできているらしい。

ふむ。どうだろうー。あんまりそういう経験がないからわかんないけど聞いてもらうとうれしいもんね。たしかに。
解決することより、長い時間聞いてもらうことで満足するキモチのほうが大きいっていうのはあるかも。。。

「ココロをこめて時間をかけて作ったものを、自分の五感で味わうことでしみじみとしたしあわせを感じることができる」

うん、これは完全にわかります。
自分で作ったものの幸せがわかるようになったのが、最近自分で自分が好きなところなの(自画自賛・・・・^^;)

けっこう理屈っぽいし、結論から先に読むと絶対やる気になれないことばっかり書いてあるんですが(早寝・早起き・朝ごはんとか、家事を朝早い時間にやれ、とかね)
松苗あけみの絵がかわいいのと、文章がテンポがよくて面白いので楽しく読んじゃいました。

この本読んだおかげで今日は5時50分に起きて、朝ごはん作って、朝のうちに家事も全部しちゃいましたよ~~。
だってそうすると直観力を正常に戻すホルモンがバンバンでるらしいよ。
そのホルモン=メラトニンとセロトニンがちゃんと作用すれば、新陳代謝まで上がっちゃって美肌にだってなれるらしい!!
そう!美容液ぐらいじゃムリなのよ!外から化粧品やサプリ入れ込んだってそれだけじゃ無理だもん!!がんばらないとー!!(かなり必死)

ま、でもさ、「一時的な麻薬」も知ってて利用すればOKだと思うんだよね、わたしは。
いろんな自分の考え方や感じ方のくせを知って上手に利用し、自分で自分を盛り上げられれば無敵だわ。
日々楽しく過ごす方法をたくさん知っておくのは良いことだよね、と思うのでした^^
うーむ、わたしって前向き。これも早寝&早起き&朝ごはん効果か?(単純なだけかも・・・)


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星の王子さま 新潮文庫の100冊で。 [読書感想文]

「星の王子さま」がことしの新潮文庫の100冊の中に入ってたので買ってしまった。

星の王子さま

星の王子さま

  • 作者: サン=テグジュペリ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 文庫

新訳になったんですねー。
昔は王子さまに「ぼっちゃん」と古臭い呼び名で呼びかけてましたが「きみ」になってました。
文も読みやすくなったみたい。

『おとなだってはじめはみんな子供だったのだから。(でもそれを忘れずにいる人はほとんどいない)』

初めて読んだとき「この人は大人なのに子供の気持ちがわかるんだ!すごい!」と感動してしまった。
同級生たちは題名のかわいらしさからこの本をただのロマンチックな子供っぽいお話と思っていたようで露骨にバカにしてる子も多かった。
読んでもいないくせになんでそんなふうに思うの?とくやしい気持ちでいっぱいになったのをおぼえています

去年モロッコにいったとき、夜明けの砂漠を歩いたときも、大きなバオバブの木を見たときも、真っ赤なバラが一輪ポツンと咲いているのを見たときも、このお話をしみじみと思い出ましした。

わたしにはもう「ゾウを飲み込んだウワバミ」も「木箱に入った羊」も見えないけれど、
子供のころにこのお話を読むことができたのは本当に素敵な体験でした。


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イメージを読む ・ 巨匠に教わる絵画の見方 ・・・ダ・ヴィンチ・コードの副読本?・・・ [読書感想文]

ダ・ヴィンチ・コードが人気ですね^^
映画はまだなのですが、原作読みました。テンポが速くて面白かったけどやっぱりちょっと難しい部分が多かったかな。
西洋美術を楽しむ機会ってけっこう多いけど、キュビズムのように見ているだけでおもしろいモノや印象派のようにきれいで風景を見るように楽しめるものなどは良いのですが、
それ以前の例えばダ・ヴィンチの時代・ルネッサンス期のものなどは、その時代の背景や聖書のどの部分からの引用なのかとかそういうことがわからないと見てもよくわかんないとこがちょっと敬遠してしまいますよね。
でもやっぱりせっかくだからちょっと面倒でも勉強して楽しみたいと思い、かんたんそうな入門書を探してはアレコレ読んでみたりしてます。

こちらはだいぶ前に本屋さんで見つけた西洋美術史の入門本です。

イメージを読む

イメージを読む

  • 作者: 若桑 みどり
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 文庫


ダ・ヴィンチ・コードのおかげで興味が出てきたので再読してみたのですが・・・
たしかルーブルに行く前にかなり張り切って読んだはずなのだけどもう内容がすっぽりアタマから抜け落ちていました・・・^^;(笑)
解説されてるのはミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、デューラー、ジョルジョーネです。
250ページ程度の薄い文庫本ですが、各章ごとに一人の画家の一つの作品を重点的に取り上げたくさんのトリビア的なエピソードとともに解説されているのはよいなーと思うのですが・・・
文章が翻訳調というか、言葉の使い方がちょっと難しい人なのでやや読みづらいかもしれないです。
久しぶりに学校の講義に出てるような感覚を味わいたい方にはおすすめ(笑)

さて、こちらはカラーの図版やかわいいイラストで見やすく、短めの要点を抑えた解説がわかりやすくてわたしのイチオシ^^

巨匠に教わる絵画の見かた

巨匠に教わる絵画の見かた

  • 作者: 視覚デザイン研究所
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 単行本


西洋美術史のカンタンな流れもわかるし、作品の説明に、本人の言葉や同時代や後世の画家の批評がたくさん引用されていて、その画家本人の人柄がしのばれるような構成になっているのが親しみやすいです^^
美術展などを見に行く前は必ずゆっくり眺めてしまうわたしの座右の書です^^


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買いましたよー・35歳からの美肌カウンセリング [読書感想文]

最近たいていの本は図書館で借りてしまうワタシですが、こればっかりは迷わず買いましたよ。

35歳からの美肌カウンセリング

35歳からの美肌カウンセリング

  • 作者: 佐伯チズ
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/02/09
  • メディア: 文庫

いやーー、すごいひとよねー、チズさん。
カンペキな妻・母、カンペキな仕事人、そしてカンペキなお肌。
60代のいまでも肌年齢30代って診断されるんだって!!
ナニゴトにもカンペキなあのお人柄には近づけなくても、せめて奇跡の美肌に少しでもあやかりたーい^^

で、とりあえずローションパックやってみたら、これがすごい気持ちよかった♪
すっかりはまりました^^
あとなんつってもお手軽&安いのがヨイです。だってコットンと精製水と化粧水だけだもん。

たったこれだけ!

コットンはチズ先生推奨のモノではなく、近所で売ってたのにしちゃいました。


ケイタイと比べてみました。けっこう大きいでしょ。

6.5cm×8cmの大きめので、4枚にさけるタイプ。
これを二組つかってます。
チズ先生推奨のコットンは7×14cmと巨大なのでおそらく一組でOK。
せっかくだから欲しいんだけど、どこで売ってるんだろう?

コットンに精製水をしたたるほどガーーーーッと含ませかるくしぼって、さらにそこに500円玉大くらいを目安に大目の化粧水をなじませます。
割いて8枚にしたコットンをジェイソンのように顔にはりつけて、待つこと3分。

「うるおったーーーっ」ていう実感があってとっても気持ちいいのでいまのところ毎日やってます^^


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酒仙・・・・・・お酒飲みのアナタなら絶対面白いですよん♪ [読書感想文]

ひさびさに本の紹介です♪
ウチのだんなさんから「面白いよ~」と言われて読んだこの本。
93年の「日本ファンタジーノベル大賞」の受賞作です。

酒仙

酒仙

  • 作者: 南條 竹則
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 文庫

内容はファンタジーなんだけど、随所にコドモじゃわからないユーモアや、くすくすと笑えるパロディがさしこんであってすごく面白いのデス。
主人公は気のいい酒飲み・老舗商家のぼんぼん・暮葉 左近(くれは さこん)。
江戸時代からの名門商家で裕福なお家柄にもかかわらず、商才の無さとバブルにやられ60億の借金をつくってにっちもさっちもいかなくなってしまう。
「せめて最後は好きなお酒つかって死にたい」と大理石のお風呂に本場の高級老酒を「お燗」して酒風呂にし、まさに「酒に溺れて」あえなく昇天・・・・と思いきや、そこに蓬莱山の鉄拐仙人があらわれて・・・・
お話の主軸は、「邪悪な「魔酒」を世の中にはびこらせる「三島酒造」と主人公の戦い(?)」なのですが、主にやっていることはおいしく食べたり楽しく飲んだり・・・・(笑)
聖杯ならぬ聖「徳利(とっくり)」がでてきたり、お稲荷さんや妖怪が出てきてみたり、小さな浅草の飲み屋が一転、実は龍宮城の「幸せになれる泡盛」を飲ませるお店だったり、めまぐるしい場面転換で読者を楽しませます。
そこここに散りばめられた怒涛のようにあふれる薀蓄の数々にはびっくり。この人はいったいどれだけの本を読んでいるんだろう?
あまりにも情報量が多くてちょっとやりすぎ感もありますが、知識をひけらかしているようなイヤミがなくさらっと読み流せます。
例えて言えば、ものすごく博識で聞いても半分もわからないような小難しい話ばかりするけれど、魅力的でざっくばらんな気取らないヒトとのおしゃべりを楽しむような。
とても刺激があって惹き込まれる文章です。
思わず飲みたくなるような美味しそうなお酒やおつまみの描写も楽しく、もりだくさんでニギヤカな大人のお伽噺なのです。

「国家の品格」じゃありませんが日本の国は『梅の花が咲くといっては酒を飲み、桜の花が咲くといっては酒を飲み、月が青いといっては酒を飲み、ゆく年を忘れるとて酒を飲み、来る年を祝うとて酒を飲む。森羅万象を酒の契機といたす、気高い文化』の国・・・・。(『』内は酒仙の本文より抜粋)

お酒を愛するアナタならきっとニコニコしながら読んでいただけるお話だと思いますよん^^


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パン屋再襲撃・ジオラマボーイ パノラマガール [読書感想文]

わたしは一回読み始めると同じ作者を続けてよんじゃうんですよねー
村上春樹づいてます。

パン屋再襲撃

パン屋再襲撃

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 文庫

この短編集は前にも読んだんですが、なんとなくまた手にとってしまった^^

そしてついでにコレ↓も・・・

ジオラマボーイ パノラマガール

ジオラマボーイ パノラマガール

  • 作者: 岡崎 京子
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 単行本

この二つがなんで関係あるかっていうと・・・
両方読んだ人は知ってますよね^^

岡崎京子さん大好きだったんですけど、現在は残念なことに療養中でいらっしゃいます。
またすてきな作品を発表してくださるとよいなぁ・・・


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思いわずらうことなく愉しく生きよ [読書感想文]

犬山家には家訓があった。

人はみないずれ死ぬのだから、そして、それがいつなのかはわからないのだから、

思いわずらうことなく愉しく生きよ、というのがその家訓で、姉妹はそれを、それぞれのやり方で宗としていた。

思いわずらうことなく愉しく生きよ

思いわずらうことなく愉しく生きよ

  • 作者: 江國 香織
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2004/06/19
  • メディア: 単行本

このタイトルにひかれて読んでみました。
江國香織さんを読むのは「冷静と情熱のあいだ-Rosso」以来だわー。

裕福な家庭に生まれ育った三姉妹。
3人それぞれのエピソードには、誰か自分の身近な友達の打ち明け話を聞いているようなようなリアルさと複雑さがありぐっと引き込まれます。
396ページですが、読み易くてするする読めて、2時間で読んでしまいました。
読者にどんどん先を読ませるアクセル的な働きをするのが長女・麻子のエピソードなのですが、これがかなりヘビー。
人によっては「こういう話は読みたくないな」というタイプのエピソードだと思います。
次女・治子は、健康でエネルギッシュ。女性としてもとてもかわいらしい人。わたしはこの人がいちばん好きでした。
三女の育子は、いわゆる「不思議ちゃん」。面白い子だけど友達だったら疲れちゃうだろうなあという・・・・でもどこか一本スジが通っていて清いのです。

うーん、面白かったんだけどなにかがひっかかる・・・
なんだろう・・・・よくわかんないや。

そういえばこの作品はVERYに連載されてたらしいです。
しかし・・・VERYの読者をターゲットにした小説でこの内容って・・・?
・・・・これはもしかしたら相当悪趣味な小説なのかもしれないなぁ・・・ひっかかるのはそこなのかも・・・^^;


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「序の舞」を読みました・・・上村松園の生涯・・・ [読書感想文]

序の舞 上 (1)

序の舞 上 (1)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • 発売日: 1982/11
  • メディア: 単行本

序の舞 下

序の舞 下

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • 発売日: 1982/11
  • メディア: 単行本


中学生のころ、上村松園の繊細な美人画を一目見て大好きになりました。(図版でしたが^^;)
まっ白で透き通るような頬に、女性の日本髪のやわらかい色がなんとも言えず美しく、かんざしや着物の柄や小物のひとつひとつまでがうっとりするような上品さでした。
その絵を見て感動した直後、美術の課題が人物画だったので、どうしてもあのきれいな髪が描いてみたくなり、見よう見まねで水彩絵の具を薄く溶いて、額の生え際をふんわりぼかし、細い筆をつかって産毛を一本一本描いてみました。
髪を細かく描くのはものすごく時間がかかったけれど、本人は大満足。
けれど、そのへたくそな"松園もどき"は先生には大不評でした。
「どうしたの?この薄ボケた色。絵の具をもっと使って濃くきちんと塗れば良い点数あげたのに。」
わざと濃い色じゃなくて、薄い色を重ねて髪の色を出したんだよ!と言いたかったのですが「センスないね」といわれた気がして口に出せませんでした。
がんばったのに褒めてもらえずちょっとがっかりした思い出です・・・
でも本当にきれいだったのですよ、その時見た松園の絵。子どもだった私でも「まねしてみたい!」とすっかり影響されてしまったくらいに。

「序の舞」は、女流日本画家・上村松園をモデルにその生涯を描いた宮尾登美子作の長編。発刊は1982年です。

ひさしぶりに読み終わってしまうのが惜しい、と思える小説でした。本当に面白かった!

絵を描くのが好きで好きで、一途で世間知らずな松園(文中では「松翠」)。
そんな娘とは一蓮托生だと、彼女を丸ごと受け止め、一生ずっと支え続ける母・仲子(文中・勢以)。
度重なる理不尽に耐え、不幸な恋も夢のように気品のある絵を描くことで昇華してゆく強さ。
松園と恋し彼女を捨ててゆく男性たちが、それぞれひどく松園を傷つけるのが憎たらしいのですが卑怯さに不満をおぼえながらも、魅力を感じる人物ばかりです。
女流画家であるがゆえのイジメや絵の評価の低さなどの世間の酷薄さに憤り、彼女がつかの間救われ癒される場面では、ついいっしょに涙してしまいました。
・・・・ってわたしが書くとなんだか、昼のドロドロドラマみたいですね(笑)

ぎっしりとつまった精緻で几帳面な文章が最初はちょっときつい。
実在の人物をモデルに書かれた小説ですから、本人しか知らない心の部分などは創作ですし、きれいごとすぎる感もあるのですが、迫力と勢いのある描写に引きずられ後半にかかったころにはもうゆっくり読むのに我慢できず、気がついたらいっきに読み終わっていました。

もっと若いうちに読んだら、松園の世間知らずなところがハナについたり、男性たちの薄情さや卑怯さにもいちいち本気でウンザリしていたかもしれないですね。
こんな小説を楽しんで読めるようになったのもこのトシになったからかもしれません^^;


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村上春樹?どんな小説書くヒト?・・・レキシントンの幽霊・・・ [読書感想文]

レキシントンの幽霊

レキシントンの幽霊

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫

24歳のおともだちMちゃんとのちょっとショックな会話です^^;

Mちゃん  「何読んでるの?村上春樹?ふーん。何?推理小説?」
ワタシ  「え?え?うそ?村上春樹だよ?知らない?「ノルウエィの森」のヒトだよ。」
Mちゃん  「うーん、名前は聞いた事あるけど。よく知らない。どんな小説書くヒトなの?」

そ・・・・そっか。この年代だともう知らないヒトもいるんだね、村上春樹・・・
しらべたら「ノルウエイの森」は1987年の小説だった。Mちゃんは5歳(笑)知らなくて当たり前か(大汗)

この「レキシントンの幽霊」は短編集です。発刊は1999年。
この中の一編「トニー滝谷」がちょっと前、宮沢りえとイッセー尾形で映画化されてよい評判だったと聞いて、DVDを見る前に読んでみようかと。
久しぶりに読みました。村上春樹。
彼の文章は読みやすいけれど「ノルウェイの森」や「ねじまき鳥クロニクル」などけっこうな長編が多いですよね。
でもこの短編集はさらっと読める長さ。久しぶりの村上ワールドを楽しみました。
「トニー滝谷」・・・この主人公の男性が好きになった女性は、洋服が好きで好きで大きな部屋にいっぱいの美しい服をもっている。充分すぎる量の服をもっている。それなのに新しい服を買うのをやめられない・・・
なんだか身につまされてしまって読んでいてドキドキしちゃったよ(大汗)
収録されている他の作品も、村上春樹特有のしーんと静かですこしもの悲しい気持ちになるちょっと不思議な世界のお話。
Mちゃんに「村上春樹はねぇ、んーと・・・ふつうの小説もあるけど、現実から数センチズレたような世界の話とか、大人のファンタジーみたいなモノのほうが私は面白いかなぁ」と言ったら、
「ふーん。なんかばななちゃんにピッタリかも^^」と言われてしまった^^;
どういう意味なんだ?^^;^^;^^;


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どこか遠くへ行きたくなったら・・・ハウルの動く城・・・ [読書感想文]

「ハウルはここに置いてくれる気かねえ?」ソフィーはたずねました。

「そうだとしても、ハウルさんはけっしてはっきりしたことはいいませんよ」とマイケルが答えました。

「あの人は、とにかくしばられるのが嫌いですから」



 いまさらですが「ハウル」です。オタクなかま(笑)のももちゃんに借りました^^
原作はイギリスの児童文学作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ。

 魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

  • 作者: ダイアナ・ウィン ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本
 
ハウルは映画が公開されたとき「意味がよくわからない」「面白くなかった」という意見も多かったみたいですねー
わたしがDVD見て泣いた、って言ったらまわりの反応が「ええ?なんでぇ?いったいどこで泣くのぉ?」ってかんじでした・・・^^;
まぁ、ハウルで泣いたのはわたしぐらいかもしれないけどさ。
あとは「ハウルが面白いと思う人って子供の心を失ってない人だけなんだってね」とかね。
原作は児童書なので読む気になれない人のほうが多いかもしれないけど、せっかく面白いのにもったいないなぁ・・・と思いました。
動く城の暖炉には不思議な火の悪魔。窓の外には見えないはずの遠い街。ドアについているダイヤルを回せば、外はありえない世界。流れ星をつかまえにいく冒険。
ファンタジーの楽しさがいっぱいつまっています。
美しくて優秀な魔法使いだけど、甘ったれでヒステリー、優柔不断で無責任で逃げてばかりのハウル。
手先が器用で優しくてしっかりものなのに「長女は何をやってもうまくいかない」と自分の価値を信じられないソフィー。
主人公ふたりをとても丁寧に描いていて、わたしはすっかり感情移入してしまいました・・・
10代のころ、何を考えているかわからないような男の子に恋をしてしまったことがある人なら懐かしい感情がよみがえってくるかもしれません。

さて、めくるめくワクワク感を楽しみたいのなら、続編の「アブダラと空飛ぶ絨毯」のほうが上かもしれません。
 
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

  • 作者: 西村 醇子, ダイアナ・ウィン ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本
 
こちらの主人公はアブダラという空想癖のある貧しい絨毯売りの若者。
彼が”気難しい”空飛ぶ絨毯を手に入れたことからはじまるテンポの良い「主人公巻き込まれ型」のストーリーです。
続編なのですが、前作の主人公たちはなかなか登場しません。でも読み始めるとあっという間に物語の中に引き込まれてしまったので気になりませんでした。
物語のヒーローのイメージからは程遠い、気弱で空想ばかりしている主人公のアブダラ、
世間知らずだけど、美しくて教養があり賢く気丈なお姫様「夜咲花(よるさくはな)」は、ディズニー「アラジン」のジャスミン王女を髣髴とさせます。
美辞麗句を並べ立てた商人同士の駆け引きは、イスラム圏を旅行したことのある人なら思わずニヤリとしてしまう場面です。

いまいる場所の毎日の現実から離れ、はるかかなた遠くへつれていってくれる2冊です^^

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