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オーデュボンの祈り [読書感想文]

伊坂幸太郎さんの初期の作品「オーデュボンの祈り」を読みました。いやー、細かいツッコミはあるけど面白かった!なんか伊坂さんにはまりそうです。

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?

オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り

コンビニ強盗をしてしまった主人公は、ある朝目覚めたら「誰も知らない島」にいた。日本地図にものっていない”鎖国”状態の島で、将来を予言する「生きた案山子(カカシ)」が殺される。いったい犯人は誰なのか・・・?

主人公のおかれた状況があまりにも奇妙なので一見ファンタジー小説のようですが、読後感がよく気楽に読めるミステリーです。

いきなり余談になりますが・・・数日前のニュースで、セブンイレブンが、廃棄食品を飼料化し、千葉に加工工場を作ることを知りました。 http://www.shopbiz.jp/contents/SB20070906/2146_007.phtml

24時間いつでも買い物ができるコンビニは、本当に便利だけど、いつ行っても品切れすることなく、常に大量に補充されているおにぎりやお弁当は、どれくらいの割合で、捨てられているんだろうなぁ。便利だけれど、ホントにもったいないですよね・・・。

大量に作って、大量に捨てるしかない生活を変えられないなら、捨てるものを再利用するしくみを作っていくしかないんですよね・・・

 「コンビニなんかができたから「オレはえらいんだ」と勘違いする人間が増えたんだ」

これは、「オーデュボンの祈り」のなかで、主人公がなにかにつけ、いつも思い出すおばあちゃんが言ったセリフのひとつ。 (正確なセリフじゃないかもしれないですが)

ほんの少しでもお金を持っていれば、「お客様」と持ち上げられ、個人のワガママな欲求も、よってたかって、手を変え品を変えて満足させてもらえるのが当たり前なのが現代社会・・・

「人間ってそんなにえらいのかい?」

おばあちゃんのメッセージは、この小説をかたちづくるパズルのピースのひとつです。

 将来を予言する「しゃべる案山子」、悪意のかたまりの警官・城山、日常に疲れきっている主人公の元恋人、ウソしか言わない画家・・・

 バラバラで謎だらけのエピソードが、すっきり解決するラストは爽快でした^^


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